「乾燥の季節」に簡単にできる保湿ケア!

乾燥の季節は、肌の水分が奪われやすく、乾燥肌や敏感肌の人にとってはとくに悩みの種です。地域やその年の気候によって、乾燥のピークは異なりますが、一般的には11月頃~4月にかけて乾燥しやすい傾向にあります。乾燥の季節には、保湿ケアをとり入れることで、肌の乾燥を防ぎ、健康的でうるおいのある肌を保つことができます。ここでは、日常生活で簡単にできる保湿ケアの方法をいくつかご紹介します。
「乾燥の季節」に簡単にできる保湿ケア!


肌の乾燥とは

肌の乾燥とは、肌の水分が不足することで起こります。肌の水分は主に皮脂膜、NMF(天然保湿因子)や細胞間脂質などによるバリア機能によって保たれていますが、外部からの刺激や内部の要因によって、このバリア機能が乱れてしまうと水分が失われ、肌がカサカサしたり、ひび割れたり、かゆくなったりしてしまいます。

肌の乾燥を放っておくとどうなる?

肌の乾燥を放っておくと、かゆみや炎症、肌荒れやひび割れ、しわやシミの増加、敏感肌の悪化、さらには皮膚疾患のリスクが高まる可能性があります。適切な保湿ケアを怠らず、肌のバリア機能を保つことが重要です。

肌のうるおいと弾力を取り戻す、今から始める保湿ケア

肌の乾燥を防ぐためには、内側と外側の両方のケアを併用することがおすすめです。以下に具体的なケア方法をご紹介します。

1.加湿器を使用する


加湿器で室内の湿度を上げましょう。加湿器を使用する際は、部屋の大きさに合わせて、適切な加湿器を使用するようにしてください。
加湿器を使用する


2.洗顔するときはやさしく洗う


洗顔する際は、やさしく洗い、ゴシゴシこすらないようにしてください。ゴシゴシ洗うと、肌に摩擦刺激が加わり、肌表面がダメージを受けてしまいます。逆に、洗わないのもよくありません。なぜなら、不要な皮脂や角質、汚れが洗い流されず肌に蓄積されて、脂質の多い状態になるためです。 もし、粉がふくほど乾燥している場合は、洗顔料を使わずに、ぬるま湯だけでやさしく洗うようにするとよいでしょう。 なお、洗顔のし過ぎは、肌に必要な皮脂を奪い、乾燥をまねく原因となるため、注意しましょう。
洗顔するときはやさしく洗う


3.保湿剤を塗る


化粧水や乳液・クリームなどの保湿剤を塗ることで、肌に水分を補給し、乾燥を防ぐことができます。保湿剤は、朝と夜、顔と体の両方に塗るようにしてください。保湿剤を選ぶ際は、自分の肌質に合った保湿剤を選ぶようにしましょう。また、日中に乾燥が気になるときは、携帯に便利なスプレータイプやシートタイプの保湿剤を使用するのがおすすめです。スプレータイプの保湿剤は、手で塗る保湿剤よりもベタつかず、手軽に保湿することができます。
3.保湿剤を塗る


4.水分をこまめにとる


乾燥が気になるときには、水分をこまめにとることも大切です。水分は、1日1.5リットル程度を目安にとるようにしましょう。水分補給には、白湯やお水などがおすすめです。アルコールは、利尿作用が強いため、水分不足になることがあります。
4.水分をこまめにとる


5.生活習慣を見直す


肌や健康のためには、睡眠をしっかりとる、ストレスを溜めないことなども大切です。また、できるだけバランスの良い食事をとることも忘れずに。肌に良い栄養素としては、ビタミンがあります。とくにビタミンCやビタミンEを意識して摂りましょう。ビタミンCは果物や野菜に、ビタミンEはナッツ類や種子類に多く含まれています。
5.生活習慣を見直す


乾燥の季節は、肌の乾燥を防ぐために、上記のような保湿ケアを実践してみましょう。