心と体がととのう サウナ×食事

サウナに入ると気持ちがいいと感じるのは、よく知られています。急激な温度の上昇によって血流が良くなることや、交感神経と副交感神経のバランスがととのうといったことが影響していると考えられています。近年注目を集めているサウナですが、サウナ前後の食事も、心と体をととのえるためには大切です。本記事では、サウナ利用者におすすめの食事のとり方についてご紹介します。
心と体がととのう サウナ×食事

サウナの基本とは?

サウナは、体を芯から温めることができる健康法です。血行が良くなり、発汗することで体の代謝が高まるといわれています。また、サウナは、高温で温め一気に冷やす行程を繰り返すことで、リラックス効果も得られるといわれています。

一般的にはサウナ室で熱せられた空気を浴びて汗をかくのが基本です。サウナ室の温度は70℃から90℃程度で、時間は8分から12分程度が目安です。体力に自信のない人は、無理をせず時間を短めにしましょう。


サウナ前後の水分補給にはどんなものがいい?

サウナに入ると、体が温まり汗をかきますが、汗には、水分だけでなく、ミネラルも含まれています。
ミネラルは、私たちの神経・筋肉の機能やエネルギー代謝などにかかわっているため、発汗などでミネラル不足が続くと、神経・筋肉それらの機能が低下したり、代謝が乱れたりしてしまいます。ミネラルは体内で合成できないため、飲食物で摂取する必要があります。サウナの前後は、とくに水分とミネラルの補給をしましょう。

たとえば、ミネラルウォーターや麦茶、スポーツドリンクなどがおすすめです。なお、果物や野菜などの摂取量を増やすのもよいでしょう。生のまま食べたり、生搾りのフレッシュジュースやスムージーにしたりするなど工夫しましょう。カフェインやアルコールを多く含む飲み物は、利尿作用があるため、サウナの前後に飲まないようにしましょう。
サウナ前後の水分補給にはどんなものがいい?


サウナ飯のススメ

「サウナ飯」という言葉もありますが、サウナ飯を食べるタイミングには注意が必要です。とくにサウナに入る直前は避けましょう。反対に、食事を控えた状態でサウナに入ると、サウナのあとについつい余計に食べ過ぎてしまうことがあります。サウナ飯は、サウナで発汗したあとの体を労わる大切な食事のため、食べ過ぎに注意するとともに、内容にも気をつけたいところです。では、サウナ飯で摂っておきたい栄養素を確認しましょう。

たんぱく質


サウナは、血行が良くなることで、筋肉の合成や回復が促進されるといわれています。そのため、たんぱく質を摂ることでサポートしましょう。
(例)肉、魚、卵、豆腐など
(例)肉、魚、卵、豆腐など

ビタミンC


サウナに入ると、心拍数と血圧が上昇し、運動をするのと同じくらいに心臓にストレスをかけることになることがわかっています。そのため、抗酸化作用をもつビタミンCを摂取しましょう。
(例)レモン、キウイ、オレンジなど
(例)レモン、キウイ、オレンジなど

ミネラル


サウナでの発汗によってミネラルも失われるため、補給が必要です。
(例)野菜類、海藻類、いちご、バナナなど
(例)野菜類、海藻類、いちご、バナナなど


サウナ飯には、たんぱく質、ビタミンC、ミネラルなどをバランス良くとり入れましょう。不足しがちな栄養は、さまざまな栄養成分が補えるスーパーフードやサプリメントを活用する方法もあります。

サウナは高温環境であるため、サウナに入る前には、十分な水分を摂ることが必要です。それでも、体調によっては熱中症になる可能性がありますし、また、長時間のサウナ入浴は脱水症状を引き起こす可能性がありますので、適度な時間で楽しむようにしましょう。